アクリル板メーカー・高分子キャスト板と押し出し板の特徴
☆国内の主なアクリル板のメーカー(敬称、製造事業部は省略)
・住友化学工業
・三菱レイヨン
・クラレ
・旭化成
・カナセ工業
メーカーにより大きなサイズや厚みのラインアップが異なり、又昨今在庫も少ない状況です
☆国内メーカーのキャスト板と押し出し板は。用途の違いにより製造されている事を、まずご理解頂きたいと思います。どちらも一流品です。
◎ キャスト板と押し出し板の特徴を簡単に記載致します。
キャスト板
製造方法 | 特殊なガラスを使用、高分子の原材料で硬化。 大きなサイズの製造が、出来ます。 |
分子量 | 約100万~1000万(メーカーや板厚による) 分子量が高いほど硬度や、長期の透明度が増します |
接着 | 水槽には、当社は加熱重合方式を採用します。 複雑な作業工程で日数もかかり高度な技術が要求されますが、重合液自体が) アクリルを製造する同成分で化学反応させて接合させますので、より強度が増します。 |
押し出し板
製造方法 | 硬化前の低分子原材料を圧延ロールで押し出し硬化 |
分子量 | 約5万~30万(メーカーや板厚による) 分子量も低く硬度も低い。 |
接着 | 作業工程が簡単な溶剤接着が主流です。 |
その他には、軟らかいアクリルとして古いものや、再生品、輸入粗悪品などもあります。